3月進捗
初めまして。
個人ゲーム制作サークル『樂癒旬視』の「藤生 旬」というものです。
このブログでは現在制作中のノベルゲーム『秋波』の進捗状況などを載せていこうと思います。
今一度、『秋波』とは「ノベルゲームの平均」を独りで作ろうとするプロジェクトの一環であり、ボイスやOPEDは無しに、どこまで製品足り得るかの実験であります。
実験と言っても登場人物の人らをモルモットだとは思っておらず「私(藤生)に振り回されない一個人の人間」であると思っています。
試作版に向けて動いたのは2021年の4月になります。
12月10日に試作版を投稿し、12月に仕事を辞めてから1月の下旬まではシナリオを完成させ(現在は細かな手直し中)、2月からはノベルゲームで大切になる「立ち絵」を描いていました。
試作版での立ち絵をすべて描き直し、この人生で碌に絵を描かなかった自分にとっては、これでも大幅なクオリティアップと感じています。
下が試作版の栞(登場人物)
ぶれているのは画力のなさを誤魔化すためのものとなっています。
良い効果かもしれません。
続いては製品版の栞です。
少しぼやけを入れているとはいえ、全然違いますね。
細かな修正を加えるかもしれませんが、これが暫定の立ち絵です。
栞は物語の核となるので、線画から十分に行いました。
他にも栞には穴掘りバージョンの立ち絵も用意しております。
絵初心者にしては上々。
こう見比べてみると、どうして自分は試作版の絵で良いやと思ったのでしょうか。謎です。
他の立ち絵の違いは2022年9月予定の製品版にて是非お確かめください。
そして次にノベルゲームには欠かせない「イベントスチル(CG)」というものです。言わば一枚絵です。
試作版では無かったので、製品版では勿論追加します。
シナリオを書きたいがためにノベルゲームを作っているのにどうして絵も……と我に返りそうになったので、何かの作業の合間に進めます。苦肉の策です。
これでも描くことが少し好きになりました。
これが試作版でもあった「栞が雨を止ませるシーン」のCGのラフです。
私自身、学校の屋上に立ち入ったことがないので夢です。
景(手前)がいるパラソルの後ろには見えない出入口があり、手を挙げている栞の奥にも出入口……ではなく貯水タンク。
雨が1か月降り続けたので大仕事。
※パラソルが書かれてありませんが、本来なら手前のキャラの左側です。
4月からはゲーム内で流れるBGMを作りながら、上記のシナリオとCGの完成に向けて進めて、BGMは6月に完成予定。
CGは制作ギリギリまで追加していきます。
ブログを月一で書くぞとは意気込んでみたものの、こう見ると本当に地味で、BGMに至っては何を載せたらいいか分かりません。
Demoや没音源をどこかで出せたらいいな。ぐらいの気持ちで。
製品版が出た際には、設定資料集なるものも作ろうと考えているので、ここで「このシーンはこのオマージュで」やら「このセリフには~」みたいなことを書くわけにはいきません。
どうしてブログを書こうとしたのでしょうね。
藤生個人のtumblerアカウントで版権絵を描こうにも、そんな暇が合ったら作れと自分からのお達しで描けていません。
そして『秋波』には平均化する前のごつごつした原案シナリオが存在するので、それを藤生個人の『ノベルアップ』にて投稿……するにも秋波シナリオの手直しがまだ残っていますので、だいぶ先になりそうです。
山積みのやりたいこと、体と技術が付いてこない。
120時間あればエルデの王になれますが、ノベルゲームは120時間では作れない。
それでは、またどこかで。
2022/03/22,22:18 藤生 旬